死にぞこないの唄

一度死にかけて帰ってきました。

入院日記 最終章

*入院していた時に書いた日記です。その日その日あったことをダラダラと書いたものですので、細かい突っ込みはご遠慮ください。

 

八月某日
急にまた悲しくなって泣いた。自分は生きている価値のない人間だという考えが抜けない。苦しい。死にたいとは思わないけど、生きていたくない。今度生まれ変わる時は植物になりたい。生きていないけれど死んでもいないから。生きることが辛くて仕方ない。

八月某日
母と外出。カフェでランチ。チキンのグリーンカレーを食べる。違う店で明石焼きも食べる。初めて食べたけど、卵の味と出汁の味がマッチしてとても美味しかった。それからまた歩いて、買い物。服を買ってもらう。ちょっと高かったけど、素材が良かった。母親に感謝。それから、抹茶のガトーショコラを食べる。とても美味しかった。
帰ってから夕食を食べる、ソバと天むすが出てきた。昨日は食べる物がなくてお腹が空いて仕方なかったが、今日はお腹いっぱいになった。いつもこうならいいのに。
ホリエモンの「ゼロ」という本を読む。涙が出そうになった。私も「ゼロ」かもしれないけど、積み上げていけばどうになかなるかもしれないと思った。
カメラマンになって、発達障害精神障害のある人の写真を撮りたいと思った。発達障害精神障害のある人への偏見や差別を少しでも変えるために何かできないかと思う。たくさん人に迷惑をかけたので、何か人の役に立つこと、喜ばせることをしたい。

九月某日
今日が病院最後の夜。特に感慨はない。良くも悪くも静かで単調な日々だった。最初は娯楽がなかったので辛かったが、音楽や本があったので、だいぶ楽になった。心は穏やかだった。でも、あの時死んでいれば、という思いは消えない。多分、一生引きずり続けるんだろう。

九月某日
今日退院した。退院する際に何人もの看護師さんや、作業療法士の方も見送ってきてくださったのが嬉しかった。できれば、また入らないようにしたい。
デパートでゴディバのコールドチョコレートを飲む。ストロベリー味でとても美味しかった。パン屋でパンも買って帰った。
夕食は知り合いの魚屋さんに刺身の盛り合わせを作ってもらう。病院では生ものはだめだったので、嬉しくて食べまくる。から揚げもたくさん食べた。食べすぎて胃薬を飲むくらいだった。
やはり家は落ち着くし、スマホが自由に使えるのがいい。病院は病院で色々としてもらえるので楽だが、自由がない。家でも少しゆっくりしながら、体調をよくしたい。